目次 / 仕組み(構成)
Pixubus の仕組み(構成)
しっかり使いたい人向けに、Pixubus が内部でどう動いているかをまとめました。登場するのは 3つだけ ― 操作と保存をあずかる 「Pixubus 本体」、プロンプトを作る 「Ollama」、絵を描く 「ComfyUI」。この関係さえ掴めば、ぜんぶ1台で動かすのも、強い GPU を別に用意するのも、考え方は同じだと分かります。
全体像:本体・Ollama・ComfyUI
Pixubus は 3つの部品でできています。あなたが操作する Pixubus 本体を真ん中に、左に文章の頭脳 Ollama(ローカル LLM)、右に絵筆 ComfyUI(画像生成・任意)。本体が Ollama に「この画像の見た目をタグにして」「このプロンプトを作って」と頼み、できたプロンプトを ComfyUI に渡して画像にしてもらいます。
Ollama ローカル LLM
Pixubus 本体 Node.js
ブラウザで操作。PC でもスマホでも。
Ollama / ComfyUI への橋渡し + 履歴。
ComfyUI 画像生成・任意
本体と Ollama / ComfyUI の間は、ふつうの HTTP 通信です。だから接続先を「同じ PC」「家の別の PC」「クラウド」のどこに置いても、URL を変えるだけで差し替えられます(→ 構成パターン)。そして ComfyUI は任意。使わなければ Ollama だけ ― プロンプト生成器としても完結します。
Pixubus 本体の中身(Node.js)
Pixubus 本体は Node.js でできていて、起動すると 2 つの口(ポート)を開きます。npm run dev で両方が立ち上がります。
- 画面(:5183) — あなたがブラウザで見て操作する React の画面。キャラ抽出・プロンプト生成・画像生成・履歴はすべてここ。スマホからも同じ画面で操作できます。
- サーバー(:3011) — Ollama と ComfyUI への橋渡し役(プロキシ)。履歴・キャラクター・設定の保存もここが受け持ちます。画面は直接 Ollama を叩かず、必ずこのサーバー経由で通信します。
保存は SQLite(Node 24 組み込みの node:sqlite。data/history.db)+ 画像ファイル。どちらもあなたの PC の中です。
localhost で動かす構成なら、完全にローカルで完結します(画像もプロンプトも外に出ない)。
ComfyUI 連携(画像を作るところ)
ここが Pixubus ならではの部分です。Ollama で作ったプロンプトを、別アプリの ComfyUI に投げて画像にします。ポイントは、Pixubus が ComfyUI のワークフロー(WF)を書き換えないこと。WF はそのままに、プロンプト・シード・サイズ・モデルだけを差し込んで実行します。
Pixubus 本体
ComfyUI ワークフロー
- WF を書き換えないので、ノードの構成を気にせず使えます(初心者でも安心)。差し込みはノード ID 直書きではなく、グラフを解析して該当箇所を見つけます。
- モデル(weights)は同梱していません(いわゆる BYO)。Anima などは各自で ComfyUI 側に用意します。入れ方は はじめに(セットアップ) の ComfyUI 節へ。
- ComfyUI は任意です。画像生成まで使わない人は、できたプロンプトをコピーして A1111 など好きな環境に貼っても構いません。
3 つの構成パターン
「本体・Ollama・ComfyUI」をどこに置くかで、大きく 3 通りあります。どれも仕組みは同じ(本体 → Ollama / ComfyUI)で、頭脳と絵筆をどの PC に置くかが違うだけです。
パターン 1
ぜんぶ 1 台の PC で(オールインワン)
いちばん手軽。本体も Ollama も ComfyUI も同じ PC に入れて、その PC の GPU で動かします。まずはこれで十分です。
パターン 2
家のネットワーク(2 台の PC)
ふだん使いの PC で本体を操作し、重い Ollama / ComfyUI だけを強い GPU の PC に置いて、家の LAN 越しに使います。非力なノート PC から、デスクトップの GPU を借りるイメージ。
パターン 3
クラウド GPU(RunPod 等)
高性能なビデオカードを持っていなくても、クラウドの GPU 上で動く Ollama / ComfyUI にインターネット越しで接続できます。必要なときだけ強い GPU を借りる使い方です。
Ollama と ComfyUI は 別々の場所でも構いません(例:Ollama はローカル、ComfyUI はクラウド)。接続先はそれぞれ「設定」で URL を指定するだけ。外出先のスマホから家の GPU を使う応用は 使いこなし、接続先の変更は はじめに(セットアップ) にまとめています。
Ollama の処理は同時に 1 つ(ジョブの排他)
Pixubus が Ollama に投げる仕事は 3 種類ありますが、1 つの Ollama を取り合わないよう、同時に走るのは 1 件だけに制御されています(単一ロック)。
Ollama
これらは「ジョブ」としてサーバー側で実行されるので、ブラウザのタブを閉じても止まりません。あとで開き直せば結果が残っています(スマホ・不安定な回線でも安心)。なお ComfyUI の画像生成は同期で、このジョブの排他とは別枠です。
データの保存場所
あなたの作ったものは あなたの PC の data/ の中に保存されます。
- 履歴・キャラクター・設定・生成画像のメタ情報 —
data/history.db(SQLite)。 - アップロードした画像 —
data/uploads/<月>/(解析用に縮小した版+原寸)。 - 生成した画像 —
data/generated/<月>/。
データは 2 段階です。お気に入り(★ プロンプト / ♥ 画像)は 保存(消えない)、それ以外は キャッシュ(掃除で消せる)。掃除しても履歴の行は残り、画像ファイルだけが「削除されました」表示になります。バックアップは data/ ごと取れば 1 セットです(→ アップデート)。